1人1泊200円の「宿泊税」 上定市長「意見を踏まえて改めて検討」方針を明らかに 島根県松江市
島根県松江市が導入を目指している市内に宿泊する人への「宿泊税」。松江市の上定市長はさまざまな意見が寄せられていることから改めて検討委員会を開く方針を明らかにしました。
松江市は観光地としての利便性向上や魅力の発信のため、市内に宿泊する人から1人1泊200円を徴収する「宿泊税」の導入を目指しています。
しかし、これまで島根県の丸山知事から観光以外で宿泊する県民などに負担を求めるのは「課税の正当性がない」とする指摘があり、さらに隠岐の島の3町村の議会からも医療目的など観光以外の宿泊に対しては課税を免除するよう求める意見が出ていました。
5月13日の定例会見で上定市長は6月以降、改めて検討委員会を開き、宿泊税のあり方について検討していくと明らかにしました。
上定市長
「パブリックコメントも含めて意見が出てきておりますので、ある程度の柔軟性をもって対応していく必要があるのではないかと考えております。しっかりと議論を我々も加わらせていただく形で条例制定にまでつなげていきたい」
松江市は来年度をめどに宿泊税を導入したいということです。