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「安心しています」 県道崩落から約5か月 新たなう回路の完成で観光バスなどの大型車両の交通が可能に 島根県出雲市大社町・日御碕地区

2024年12月24日 17:54
「安心しています」 県道崩落から約5か月 新たなう回路の完成で観光バスなどの大型車両の交通が可能に 島根県出雲市大社町・日御碕地区

7月の大雨で主要道路が崩落した島根県出雲市大社町の日御碕地区。大型車両などが通れる新しい仮設う回路が完成し、12月24日からすべての一般車両が通行可能となりました。

12月24日午前10時、出雲市大社町日御碕地区。

伊藤裕介 記者
「大型車両が通行できる新しい仮設う回路がいま、開通しました」

大雨で被害を受けた県道29号に観光バスなどの大型車両が通れる仮設う回路が開通し、約5か月ぶりに、すべての一般車両が通行できるようになりました。

島根県出雲県土整備事務所 門田修二 土木工務第一部長
「設計に予算と時間がかかったので、それもあって段階的に整備をすすめてきましたけど、年内に供用できて一安心している」

2024年7月、山陰地方を襲った大雨。7月の観測史上最大の降水量を観測した出雲市では、市街地と日御碕地区を結ぶ県道29号が崩落しました。県道は全面通行止めとなり、一時、235世帯が孤立状態になりました。そしてー。

三ツ國陽介 記者
「現在も復旧が進まず全面通行止めとなっています。そのため私有地を使ってのう回路ができていますが、道幅が狭く車両の通行はできて いません」

その後しばらく、住民の移動手段は徒歩しかなく、不便な暮らしを強いられることにー。そして9月。片側交互通行ながら、ようやく一般車両が通れる仮設う回路が開通。

そして12月24日、大型車両も通行できるよう整備された新しい仮設う回路が開通したのです。9月に開通したう回路は勾配が急で、見通しが悪くなる箇所もあり、運転の際、不安に感じる住民も。新しいう回路は勾配が5%緩くなり、より安心して走行できるようになりました。地区の自治会長はー。

日御碕自治協会 加地崇志 会長
「安全面でちょっと怖いなという部分があり、皆さん心配しておられました。雪が降ると(これまでの)仮設う回路では困難な道になりますので、その前に完成したので安心しています」

また、観光客から人気の飲食店はー。

出雲日御碕灯台 花房 花房芳政さん
「県の応援クーポンとか、宿泊料金の値引きとか色々支援していいただきまして、そのうえ大型車両が通るということでバスを利用した観光客も増えるのではないかと期待しております」

大型の観光バスが通行できるようになっただけでなく、12月28日には路線バスの運転も再開されます。出雲県土整備事務所では、崩落した県道の本格復旧への早期着手を目指すため、国と調整を進めているということです。

最終更新日:2024年12月24日 18:41
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