山陰ゆかりの展示も目白押し 大阪・関西万博が開幕 ゲーム感覚で遊べる鳥取無限砂丘や白バラ牛乳を使った「たこ焼き風シュークリーム」などが登場 鳥取県・島根県
4月13日、日本で20年ぶりに開幕した大阪・関西万博。
あいにくの天候にも関わらず、午前9時の開場とともに、入場ゲートには多くの人が並び、お目当てのパビリオンに向かって走る人の姿も見られました。
今回の万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」で158の国と地域が参加しています。
宇宙探査や旅行がテーマで、前回の大阪万博でも人気を集めた「月の石」が目玉の「アメリカ館」に、書道の巻物を広げた形が特徴的な「中国館」など、多くの人がつめかけました。
そんな中ー。
三好亜美 記者
「シンボルの大屋根リングの周りには世界各国のパビリオンが並びますが、この中には山陰ゆかりの展示も あるんです」
朝から賑わいを見せていたのが関西広域連合の9府県が出展する「関西パビリオン」。まず迎えるのが鳥取県が世界に誇る漫画家水木しげる、谷口ジロー、青山剛昌のキャラクター像たち。そして一番の目玉がー。
ガイド
「砂の上歩けますし触れます。ご自由に歩いてみてください」
本物の鳥取砂丘の砂を10トン使用した鳥取無限砂丘。虫眼鏡型デバイスを使って、鳥取県の魅力アイテムを探索。さらに幻想的に彩るプロジェクションマッピングでここでしか見られない砂丘を演出します。
体験した人
「探したりゲーム感覚で遊べるところが楽しかった」
「(砂が)本当にサラサラだったので、子どもが今度鳥取に行きたいって言ってました」
13日限定で鳥取県の「食」もPR。来場者にふるまわれたのは、県民のソウルフード白バラ牛乳を使い、関西風にアレンジした「たこ焼き風シュークリーム」です。開始約15分で用意した100個全てがなくなる盛況ぶり。さらに、白バラのアイスに生クリーム、県産品のスイーツを贅沢に使ったパフェ作りワークショップも開催。
参加者
「牛乳の感じがすごい濃くて今まで食べた中で一番おいしいかな」
鳥取県 平井伸治 知事
「いいものはいっぱいあったり、おいしいものがあっても、世界中の人、日本中の人には届きにくいです。大阪・関西万博を見ていただいて、ここから鳥取まで“ひとっとり”でありますので、ぜひお待ちしてます」
続いては島根県。
三好亜美 記者
「ここアイルランド館では松江にゆかりのある小泉八雲の展示がされているんです」
アイルランド館2階には小泉八雲が書いた「怪談」にまつわる絵画が展示。日本とアイルランドのアーティスト40人が共同制作し両国のつながりを表現します。
アイルランド政府館 デニーズ・オズターク 副代表
「『怪談』の展示を作ってアイルランドと日本の間のつながりを見せています。朝、ばけばけを見た後ここに来てください」
山陰ゆかりの展示も目白押しの万博。10月の閉幕まで半年間の道のりがスタートしました。