小学校に被爆ピアノ 平和の大切さを伝える音色 青森県青森市
広島で被爆したピアノのコンサートが青森市の小学校で開かれました。
「被爆ピアノコンサート」は、青森市の小柳小学校で開かれました。ピアノは広島市の民家で原爆の被害を受けたもので、管理する広島県の調律師 矢川光則さんが、当時の悲惨さなどを児童に伝えました。そして217本の弦のうち張り替えたのは2本だけと、ほぼ当時の状態で残るピアノを、児童と青森市のピアニスト黒瀧浩さんが演奏しました。
★演奏した児童
「戦争やりたくないなという気持ちとか、戦争は大変でつらくて悲しいということを、次の世代に伝えていきたいなと感じました」
今年はノーベル平和賞に日本原水爆被害者団体協議会が選ばれたこともあり、児童たちは傷だらけのピアノが奏でる音色に耳を傾け、平和への思いを新たにしていました。