東北町の小川原湖周辺にある田んぼで稲が枯れる被害が確認されました。町は塩害の可能性があるとして調査しています。

★鶴ケ崎農産　鶴ケ崎勝也社長
「植えたあと次の日に赤くなって枯れてしまって、3分の2ぐらい苗がなくなってしまった」

東北町の旭町地区でまっしぐらを作付けしている男性は、田植えの直後から異変を感じていました。町によりますと5月下旬から小川原湖に面している田んぼで苗が枯れる被害が見られ、湖から取水している蓼内地区や旭町地区など合わせておよそ30ヘクタールで被害が確認されました。町や県が調査した結果塩分濃度が基準より高く、小川原湖の塩分濃度も去年の冬以降高くなっています。小川原湖は汽水湖ですが、町は雪どけ水が少なく塩分濃度が下がらなかったことによる塩害の可能性があるとしています。残った稲も生育障害が見られ収量は減る見込みです。

★鶴ケ崎勝也社長
「実際のはなし絶望的です　これが来年も再来年も続くとなれば本当にここのエリアでは水稲は作れない」

町は水質調査を継続し、対策を検討します。