タクシー券デジタル化で障がい者の外出を支援 青森県八戸市で実証実験開始
八戸市は重度障がい者の外出を支援するため、タクシー券のデジタル化に向けた実証実験を始めました。
実証実験はIT企業誘致に向けたハチノヘ・クロステック・イノベーション事業の一環として行われました。
公募で選ばれた大阪のデジタル関連企業ギフトパッドが開発中のシステムを使って三八五交通の乗務員に体験してもらい、課題などを聞き取りました。
具体的には紙のチケットの代わりにスマートフォンのアプリを操作し、仮の障がい者手帳に付けた二次元コードを読みとって出発、到着時に利用料金をアプリに入力して会計を済ませます。
紙のチケットを扱う手間が省け、利用者の利便性向上と業務の効率化が期待されます。
★八戸市障がい福祉課 中村実希子副参事
「みなさんがいろいろタクシーのチケットを数える それぞれが大変な負担を負っているというところがまずは今回の実証の狙いのところでした」
「障がい者の方 利用者ができるようになればよいなと思っています」
八戸市は年度内に実験結果をまとめ、有効性を確認して事業化の検討に進みます。