拝殿焼失の神明宮 年度内着工も再建には“3億円”「寂しい状況はずっと続いている」 青森県五所川原市
今年3月に火事で拝殿などが焼失した五所川原市の神明宮です。
再建には3億円がかかる見通しで、地域の協力を求めながら今年度中の着工を目指しています。
★神明宮 齋藤麻毅宮司
「あっという間に時間が過ぎ去ったような気がします ただ変わらぬこの寂しい状況はずっと続いているような気もしますけども」
出来秋を願う伝統行事「奥津軽虫と火まつり」のほか、初詣や七五三などでも地域に親しまれてきた神明宮。
今年3月の火事で木造平屋建ての拝殿などおよそ240平方メートルが全焼しました。
あれから8か月、地域の人たちは変わらず参拝に訪れています。
★参拝に訪れた人
「また再建してやってくれれば私はうれしいです」
宮司の齋藤さんは建築許可が下りれば今年度中にも再建に着工し、早ければ2028年度の完成を目指すとしています。
しかし問題は費用です。
およそ30年前もとの総ヒバ造りの拝殿は、1億2,000万円ほどで完成しましたが、現在はヒバ材の価格高騰などにより再建には3億円の費用がかかる見通しです。
★神明宮 齋藤麻毅宮司
「今ようやく神社の目標をかかげることができました 様々なことを具体的にみなさんにご提案またお願いをしていきたいと思いますので、どうぞ末永くお力添えの程をお願い申し上げます」
再建に向けて今後はクラウドファンディングなどでも支援を求めるということです。