「サケ事業の火が消滅してしまう…」漁獲量はピーク時の“約1%” 自助努力の域を超えていると増殖事業推進を国に強く働きかけるよう青森県漁連が要望
ピーク時の1%ほどと記録的な不漁が続くサケ漁への対策や、ホタテ養殖の持続化に向けて県漁連が県に支援を要望しました。
県漁連の二木会長たちは小谷副知事を訪ね、不漁対策への支援を求める要望書を手渡しました。
要望書によりますと県内でサケの漁獲量は1990年度の1万2千617トンをピークに年々減少し、昨年度は184トンとピーク時から98.6%も減少しています。
海の環境変化により自助努力の域を超え「サケ事業の火が消滅してしまう」として、ふ化や放流事業への支援と環境にあった増殖事業の推進を国に働きかけてほしいと強く求めています。
★県漁連 二木春美会長
「サケについてはいままで資源管理型で国が主導してやってきたのをもう一度国が先頭に立つことを県からもお願いしたい」
また燃料費の高騰対策や、陸奥湾ホタテ養殖を持続させるための基金創設にむけた支援、それに小規模化が進む漁協の組織再編への協力を要望しました。
小谷副知事は県として協力していくと答えたということです。