「青森県が世界の拠点に」洋上風力や半導体などの誘致で新しい仕事づくり!オンライン診療や避難所環境の向上も… 総額7,095億円の青森県新年度予算案
宮下知事は「青森新時代の挑戦」と題した総額7,095億円の県の新年度予算案を発表しました。
県の基本計画の7つの柱に基づき仕事づくりや子育て支援などに力を入れています。
特に仕事づくりのなかで「GX青森」と銘打って洋上風力や半導体などの誘致を進め、「青森県が世界の拠点になる取り組みを進める」としています。
★宮下知事
「今回の2025年は青森県を挑戦のフィールドにするスタートの年にしたい」
一般会計の総額は前の年度を73億円上回る7,095億円で、2年ぶりの増額となりました。
予算規模は5年連続で7,000億円台です。
一方、借金にあたる県債の残高は8,036億円まで減り、貯金にあたる基金の取り崩し額をゼロに抑える「収支均衡」を9年連続で堅持しました。
主な事業としては県の基本計画の7つの柱に基づき、577の事業に2,211億円あまりが計上されています。
このうち「しごと」では特に「GX青森」と銘打ち県が持つエネルギー分野の潜在能力を生かした新しい仕事づくりに挑戦します。
県内に新しい産業や雇用を生み出すため、洋上風力や半導体関連産業などに新しく重点を置き、企業を呼び込む活動に取り組みます。
中でも半導体関連では産学官でつくる連絡会議を設け、県内の立地環境も調査します。
★宮下知事
「仕事づくりや所得向上では世界の大きな流れを取り込むことが大事」
「GX=グリーントランスフォーメーションということに取り組んで、青森県が世界の拠点となるような取り組みを進めていきたい」
「健康」では79の事業に87億円を充て、オンライン診療を行う医療機関を増やそうと2年限定で必要な機材を導入する経費について全額負担します。
また介護ロボットを導入する経費の補助率も引き上げます。
「社会資本」では63の事業に668億円を配分。
県の災害備蓄指針を見直し備蓄品目にオムツやミルクなどを加え、4から17の品目に充実させるなど避難所環境の向上に取り組みます。
★宮下知事
「全国に誇れるような取り組みになっているのかなと思いますし、取り組みの過程の中で青森県ってすごいねと思ってもらえるようなかたちを作っていきたい」
新年度予算案はあさって開会する県議会に提出されます。