【短命県返上】親子が一緒に学ぶことが大事 食育で健康に!
特集は短命県返上に向けた取り組みです。今回は小学校で行われた「親子で学ぶ食育」について取材しました。
この日、外ヶ浜町の三厩小学校で食育実習が行われていました。
★菅原厚キャスター
「今回の食育授業には保護者の方も参加しているんです 親子が一緒に食育について学んでいます」
この日、実習に参加したのは小学4年生と5年生の10人、そして保護者の方々です。この取り組みは県の東地方保健所が管内7つの小学校を対象に2年前に始めたものです。そもそも親子で食育を学ぶことを目的としていましたが、新型コロナウイルスの5類移行をうけてようやく保護者が参加できるようになったのです。
★東青地域県民局 盛美咲主査
「学校で親御さんと一緒に勉強したことをお家に帰ってからも親御さんと一緒に実践してほしいなと」
★小学生は
「普段から甘い飲み物を飲みすぎているから今度からお茶とか飲んだりしようかなと思いました」
青森県の幼稚園児から高校生の肥満傾向児の割合は男女ともすべての年齢層で全国平均を上回っています。保護者がこどもと一緒に健康のことを考える機会は重要です。
★保護者は
「なかなかない機会だし、どうしても親が一方的に言っても子どもは聞かないので授業を通してこういう機会があったので一緒に学ぶことができてよかったと思います」
また、今回の講義には県立保健大学で管理栄養士をめざす大学生4人が初めて参加しました。食品サンプルを乗せるだけで栄養バランスが確認できる「食育SAT」を使った学習では栄養バランスのよいメニューを考えます。
食に携わる仕事をめざす大学生の説明に、地域の保護者と子どもたちも食生活についての意識を新たにしていました。
★参加した保護者
「野菜を摂らせているつもりなんですけどバランスをもう少し整えて家族全員健康体で過ごせるように もう少し考えたいと思います」
★参加した小学生
「たんぱく質を摂りすぎないようにしたいです」
「五大栄養素にきちんと気をつけて料理を作りたいと思いました」
最後は大学生が考案した外ヶ浜産もずくを使ったサラダを試食しました。
★管理栄養士をめざす大学生は
「子どもの食生活というのは家庭の保護者のみなさんだったり私たち周りの大人がみんなで手を組んで支えていかなければいけない」
★東青地域県民局 盛美咲主査
「お子さんと一緒に保護者の方も積極的に実習に参加してくださっていたので それが家庭でも保護者のみなさんとの会話のきっかけになればいいなと」
親子が一緒になって食育を学ぶことは普段の食生活を形づくる家庭において健康づくりの第一歩と言えそうです。