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「2人を殺害し死刑になろうと考えた」と検察が指摘 被告の男が起訴内容を認める 青森市旭町男性殺害

2024年10月7日 18:18
「2人を殺害し死刑になろうと考えた」と検察が指摘 被告の男が起訴内容を認める 青森市旭町男性殺害

去年5月、青森市のアパートで男性をナイフで殺害した罪などに問われている男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
検察は動機について「2人を殺害し死刑になろうと考えた」と指摘しました。

起訴内容によりますと、青森市の無職 船水公慈被告52歳は去年5月、自分が住むアパートの敷地内で当時68歳の男性の左首をナイフで突き刺すなどして殺害したうえ、となりの部屋に住む当時69歳の男性の首などを切りつけて殺害しようとした、殺人と殺人未遂の罪に問われています。
今日、青森地方裁判所で開かれた裁判員裁判の初公判で船水被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
続く冒頭陳述で、検察側は「糖尿病の進行による失明への恐怖から逃れるため、2人を殺害し死刑になろうと考えた」「被害者たちの談笑が騒音に感じた」と、犯行の動機について指摘しました。
弁護側は公訴事実に争いはないとした上で、殺人未遂の被害者に対しては中止未遂が成立するとして減刑を求めました。
判決は今月28日に言い渡されます。

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