青森県内に居住する40歳代の男性が、ネットショップ開業を勧められる詐欺で95万円をだまし取られました。
三沢警察署によりますと、男性は去年10月中旬にマッチングアプリ「Tinder」で知り合ったLINEアカウント「美子」という女性とやり取りをするようになりました。
その後

・私はインターネットで商品を売買してお金を稼いでいる。
・あなたは、サイト上で顧客に売りたい商品を選び、店舗を出店して陳列するだけ。
・顧客からサイト側に支払われた商品代金は、あなたが全額受け取ることができる。

などというメッセージを受け取り、紹介された「MimiShop」というサイトに登録しました。
美子からの勧めで、サイト内でキャリーケースの販売を行うこととした男性は、サイト内で注文が入るとサイトの担当者であるLINEアカウント名「Shop0004」から商品仕入れ代金の振込を請求されたため、12月26日から今年1月1日までの間3回にわたり、指定された各個人名義口座に現金合計95万円を振り込みました。
しかしその後商品の受注が多くなり仕入れ代金の支払いに困った男性は、「Shop0004」に対して新規受注の停止を申し入れたところ、同アカウントから

・追加受注した商品の代金300万円を支払え。
・店が閉店すれば、これまでの売上金を受け取ることはできない。

などと言われたことから不審に思い、警察に相談したことで被害に気づいたということです。
警察は「簡単にお金が稼げる」などという甘い言葉には注意するよう呼びかけています。