「必ず儲かる」と好意もった女に勧められた“暗号資産”で青森県内の男性が約155万円相当をだまし取られる詐欺被害
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青森県内に居住する30歳代の男性が、マッチングアプリを通じて知り合った女に暗号資産の投資を勧められ、およそ155万円をだまし取られる詐欺被害にあいました。
八戸警察署によりますと、男性は去年12月14日、マッチングアプリ『ペアーズ』を介して知り合ったLINEアカウント『青木由美』(女性)とメッセージをやり取りするうちに、青木に好意を抱くようになり、また青木から勧められた暗号資産イーサリアムヘの投資に興味を持つようになりました。
その後男性は、青木から
・暗号資産の投資は必ず儲かることができる。
・元本の20%は安定して稼げるようにサポートする。
などと言われ、青木の指示どおり、取引に必要なアプリ「Coincheck」をダウンロードの上、暗号資産取引所として紹介されたサイト「NFT口座」の登録作業を行いました。
その後、青木の指示に従い、12月20日及び30日の2回にわたり、「Coincheck」で購入した時価57万4,728円相当のイーサリアムを運用資金名目として「NFT口座」に送信しました。
送信後、男性が利益を引き出そうとしたところ、「青木由美」から「NFT口座」に開設した男性名義の口座が凍結されたため、その解除費用が必要であると言われ、「Coincheck」で購入した時価98万949円相当のイーサリアムを「NFT口座」に送信しました。
しかし、更に利益分の所得税を支払う必要があると言われた男性が、不審に思って友人に相談したところ、詐欺を指摘され、被害に気付いたということです。
警察は「必ず儲かる」と話し、投資を勧める場合は詐欺の可能性があるとして注意を呼びかけています。