愛媛県内で交通死亡事故相次ぐ 年間の犠牲者数は50人に…過去5年で最悪のペース
過去5年で最悪のペースです。きょう愛媛県内で交通死亡事故が相次ぎ、年間の犠牲者数が50人となりました。交通事故による死者が50人となるのは2021年以来です。
きょう午前5時ごろ、今治市高橋の国道317号で、道路上にいた今治市中日吉町の相原豊さん(92)が、大型トラックにはねられました。
相原さんは市内の病院に搬送されましたが、全身を強く打つなどして死亡しました。
現場は見通しの良い片側一車線の道路で近くに横断歩道はなく、警察が事故の原因などを調べています。
また、きょう午前10時半ごろ、西条市国安にあるコンビニエンスストアの駐車場で、近くに住む垂水年清さん(79)がバックしてきた車に衝突される事故がありました。
垂水さんは事故からおよそ4時間半後に、頭の骨を折るなどして死亡しました。
車を運転していた市内の30代の男性は「歩行者に気付かなかった」と話していて、警察は詳しい原因を調べています。
これにより、今年県内で交通事故で亡くなった人の数は50人となりました。年間の死者数が50人となるのは2021年以来3年ぶりで、同じ時期で比較すると過去5年で最も早いペースです。
県警は「日照時間が短くなってるので、歩行者もドライバーも周囲を確認して行動してほしい」と、一層の交通安全を呼びかけています。