県内で親元離れ暮らす子どもは約500人「里親制度」知って 松山市で啓発活動
きょうは「里親の日」。親元で暮らせない子どもを家庭に迎え入れる「里親制度」を知ってもらおうと、愛媛県松山市で啓発活動が行われました。
松山市駅前では、松山市にある里親支援センターのスタッフらがパンフレットを配りながら駅の利用者に里親制度について呼びかけていました。
里親制度は、親の病気や経済的困窮などの事情で親元で暮らせない子どもを一定期間家庭に迎え入れて養育する制度で、76年前の10月4日に始まりました。
県内ではおよそ500人の子どもたちが乳児院や児童養護施設で暮らしていますが、県によると県内の里親などへの委託率は昨年度末時点で30.5%だということです。
県子育て支援課 水口拓哉主任:
「このような活動を通して県民の皆さまに里親制度について広く知っていただけたら」
県内には今年8月、児童相談所と連携し里親への研修や子どもとのマッチングなどを行う民間の支援センターが設置され、県は今後、委託率75%以上を目指したいとしています。