四国全域の大規模停電 四電送配電が国に報告書を提出
先月、四国で起こった大規模停電。四国電力送配電はきょう、再発防止策などをまとめた報告書を国に提出しました。
先月9日に四国4県で発生した大規模停電では、最も長い地域で1時間半、最大で合わせて36万5000戸あまりに影響が出ました。
四国電力送配電ではこれまでに、四国と本州を結ぶ送電線トラブルの復旧作業中に起きた人的なミスが原因だったと発表。
関西電力送配電と連携して、詳しい原因究明と再発防止策をまとめる方針を示していました。
そしてきょう、四国電力送配電は関西電力送配電との連名で、原因分析の結果や再発防止策などをまとめた報告書を経済産業省に提出しました。
四国電力送配電 植原宣和松山支社長:
「操作内容について両者で認識の齟齬があったことから、状況に応じて誤認されないよう目的及び操作内容を明確化します」
四国電力送配電では今後、今回の対策を反映した関西電力送配電との合同訓練なども実施するとしています。