大規模地震による通信障害に備えようと、今治市で訓練が行われました。

この訓練は、NTT西日本四国支店と、今治海上保安部が合同で実施したものです。安芸灘を震源とするM7.5の地震により、島しょ部で電話やインターネットなどの通信手段が使えない想定で行われました。

訓練では、災害対策用の無線装置などを海上保安部の巡視艇で搬送し、警察や病院など島の重要施設の通信を早期復旧させるための手順などを確認していました。

NTT西日本四国支店 設備部 三好宗仁災害対策室長：
「今回の訓練で行うような無線装置を置くことで仮復旧を早く行うことをすれば、ケースバイケースによりますが24時間以内の回復が見込めると思っています」

県内の各海上保安部では、今後もNTT西日本四国支店と合同で訓練を行い、有事の際は通信手段の早期復旧に努めるとしています。