SNSで実行役を募集「トクリュウ」の対策・捜査強化へ 愛媛県警が幹部会議
匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」への対策を強化します。
県警 渡部寿夫刑事部長:
「流動性を有する新たな形態の犯罪グループです。そのトクリュウの目的は『お金』です」
きょう愛媛県警本部で開かれた会議には、刑事部や生活安全部などの幹部らが出席しました。
会議では、SNSなどで実行役を募集して凶悪な犯罪を繰り返す匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」の現状や、闇バイト募集の実態について情報共有が行われました。
県内ではことし、トクリュウが関わったとみられる事件で9人が検挙されていて、このうち4人がSNSからの応募などによるものとされています。
県警 仲田亮生活安全部長:
「(闇バイトに)応募してしまったという場合には、家族を含めて安全対策を講じるので犯罪に関わる前に警察に相談をお願いしたい」
県警では今後も対策や捜査の強化を図っていくとしています。