警察官や検察官騙る男からLINEで“偽の逮捕状”…実際の画像データを愛媛県警が初公開
愛媛県内で捜査関係者をかたるオレオレ詐欺の予兆電話や被害が相次いでいることを受け、県警は捜査関係者をかたる男が実際に送ってきた画像を初めて公開し、注意を呼びかけています。
愛媛県警によりますと、先月31日、県内に住む50代男性の携帯電話に警視庁の警察官をかたる男から「愛知県で逮捕した犯人はあなたの情報を持っていました。話を聞きたいのでLINEを追加してください」と電話があったということです。
そしてLINEのアカウントを登録すると、ビデオ通話で愛知県警の警察官をかたる男が免許証の提示を求めたあと、検察官をかたる男も通話に出て、「逮捕状」と「凍結捜査差押許可状」の画像を送ってきたということです。
その後、不審に思った男性は警察に相談し、被害はありませんでした。
県内でも「捜査名目」で現金をだまし取る手口の「オレオレ詐欺」が急増し、先月1か月だけで5件の被害が確認されています。
県警は、今回偽の「逮捕状」の画像を初めて公開すると共に「警察がSNSのアカウント交換を求めたり、逮捕状などの画像を送信することはないため、そのようなことがあればすぐに警察に相談してほしい」と呼びかけています。