愛南町で年末年始に需要が高まる特産の養殖ブリの出荷が最盛期を迎えています。

愛南町久良の沖合にある養殖いけすでは、網を引き上げると、丸々と太った養殖ブリが姿をあらわします。

冬に脂を蓄え大きく育つブリは、成長するごとに名前が変わる出世魚で、縁起の良さから贈答用として人気があります。

この日は5.5キロほどに育てた養殖ブリが、おもに関西方面に出荷されました。

久良漁協によりますと、3年前の稚魚の不漁により去年の出荷量は例年の3割ほどに落ち込んだものの、今年はほぼ元の状況に戻ったということです。

竹田英則 組合長は「結構脂の乗りもいいしうまいです。ぜひ食べてください」と話していました。

お歳暮用の養殖ブリの出荷は年内いっぱい続き、久良漁協では10万尾の出荷を予定しているということです。