県内被害額は去年の倍以上…特殊詐欺の未然防止へ「自動通話録音機」の活用呼びかけ【愛媛】
特殊詐欺の被害を未然に防ぐ効果があるといわれる「自動通話録音機」の活用を呼び掛けるイベントが、きょう松山市で行われました。
フジグラン松山で行われたイベントには、松山市や警察の関係者らおよそ20人が参加し、買い物客にパンフレットを配りながら自動通話録音機をPRしました。
この装置を固定電話に接続し、電話がかかると…
警告アナウンス:
「この電話は振り込め詐欺などの犯罪被害防止のため、会話内容が自動録音されます」
犯行グループにとっては証拠が残ることから、特殊詐欺の被害防止に効果があるとされます。
会場を訪れた買い物客は、実際に装置を使ってみながら仕組みの説明を受けていました。
きょうは消費者団体のメンバーが詐欺の手口をまとめた寸劇を披露しながら、特殊詐欺の被害にあわないよう呼びかけていました。
警察によると、県内の特殊詐欺は未遂も含め2月末までに17件発生し、被害額は2375万円と去年の同じ時期に比べ倍以上となっていて、被害の防止は急務です。
松山市市民生活課 秀野克幸さん:
「電話でお金の話が出たら詐欺と疑ってほしい。予防策としての自動通話録音機などの防犯電話は有効と思う。活用していただきたい」