×

西日本豪雨の被災園地が「未来型果樹園」として来年度末に復旧工事完了予定 知事が視察

2025年3月10日 18:46
西日本豪雨の被災園地が「未来型果樹園」として来年度末に復旧工事完了予定 知事が視察

未来型の果樹園へ。西日本豪雨で被害を受けた、愛媛県今治市のかんきつ園地の再編復旧の現状を中村知事が視察しました。

きょう、今治市大三島の上浦地区を中村知事が訪れ、西日本豪雨で土砂崩れが発生し、現在、県と今治市、JAおちいまばりが連携して復旧を進めているかんきつ園地を視察しました。

この園地では気象観測システムと土壌センサーで、土壌の水分や雨量、気温を測定し自動で灌水するシステムなどを導入し、未来型の果樹園を目指して整備を進めています。

中村知事:
「(災害の)直後に来た時のあの風景は本当に痛ましい状況でした。人口減少・担い手不足をカバーしなければならない。この農園はまさに前向きな実証実験の場所という位置づけになっています」

復旧工事は来年度末に完了する予定で、この園地ではドローンを活用した農薬散布や遠隔操作での草刈なども取り入れ、災害に強く生産性の高い園地として新規就農者の研修の場としても活用することにしています。

最終更新日:2025年3月10日 19:33
    南海放送のニュース