2023年9月、高知市の路上で男性に集団で暴行を加え死亡させたとして、傷害致死の罪に問われている20代の男5人のうち3人の初公判が9月13日に高知地裁で行われ、3人は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

傷害致死の罪に問われているのは、高知市中須賀町の建設会社経営・永橋雄翔被告（26歳）、大津乙の建設作業員・永橋龍和被告（24歳）、薊野北町の無職・髙橋朋也被告（24歳）、香美市土佐山田町の無職・森田匠被告（25歳）、土佐町田井の建設作業員・田岡大河被告（23歳）の5人です。

起訴状などによりますと5人は共謀のうえ、2023年9月26日午後9時半から翌日の午前1時ごろの間、高知市一宮の路上で、市内の職業不詳の当時22歳の男性に対して顔を殴る蹴るなど複数回にわたり暴行を加え、外傷性ショックにより死亡させたとして傷害致死の罪に問われています。また、同じ現場で当時21歳の男性に対しても暴行を加えたとして傷害の罪にも問われています。

13日に高知地裁で開かれた裁判員裁判では、5人のうち永橋、髙橋、森田の3人の被告の初公判が行われ、3人は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で、量刑を考える上で「犯行の危険性や悪質性、生じた結果の重大性、犯行におよんだ動機や経緯などを考慮してほしい」と指摘しました。

裁判の争点は量刑で、弁護人は起訴内容を認めたうえで、犯行時の役割や犯行後の反省なども考慮して量刑を判断するよう求めました。

次の裁判は、9月17日に行われます。