JR四国の観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」が10月から土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線で特別運行を始めるのにあわせて、食事のメニューがリニューアルされます。9月5日、報道陣に新メニューがお披露目されました。

JR四国の観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」は、2020年7月から運行を始めた土讃線の高知-窪川間を走る2両編成の観光列車で、今年8月末までの約4年間で4万6000人が利用しています。

2021年からはごめん・なはり線 高知-奈半利間を春と秋の期間限定で運行し、今年は10月4日から秋の特別運行が始まります。これにあわせてのぼり列車の「雄飛の抄」では食事メニューをリニューアル。9月5日、高知市布師田の車両基地で報道陣にお披露目されました。

料理を提供するのは室戸市で宿泊施設や飲食店を営むスカイ・アンド・シー・ムロトで、地域の人が浜辺で食事をする風習「浜弁当」をイメージし、「浜スイーツ＆ティーセット」を考案。室戸岬をイメージした2段の木箱に海洋深層水の塩を使ったスコーンや室戸の備長炭を使った炭パンのサンドイッチなど県東部の食材をふんだんに使用したアフタヌーンティーセットとなっています。

セットの飲み物は紅茶ではなく、室戸市特産の「きしまめ茶」。弘法大師空海が広めたとされる、地元の人にも馴染みのあるお茶だといいます。

浜スイーツ＆ティーセットは税込み3500円。10月4日から12月20日まで毎週金曜日に運行する「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」ののぼり列車で事前予約制で提供されます。