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新紙幣の発行が7月3日から全国でスタート!銀行では記念や話題作りに両替を行う姿が【高知】

2024年7月3日 19:12
新紙幣の発行が7月3日から全国でスタート!銀行では記念や話題作りに両替を行う姿が【高知】
20年ぶりとなる新紙幣の発行が7月3日から全国で始まり、日本銀行高知支店では3日の朝に県内の各金融機関へ新紙幣の引き渡しが行われました。
また、高知市の金融機関では早速、窓口で紙幣を交換する姿が見られました。

日本銀行高知支店では、午前8時過ぎから各金融機関へ新紙幣の引き渡しが始まりました。3日は県内のほとんどの金融機関が新紙幣を受け取る予定で、警備員が新1万円札・1億円分の束をケースに詰めていました。高知支店での新紙幣の発行額は3日だけで約146億円で、これは去年7月の1か月分の発行額209億円の約7割に相当します。

高知市の四国銀行本店では、午前9時の営業開始にあわせて窓口やロビーでの案内を増員して対応にあたりましたが、特に目立った混雑もなく早速訪れた人が旧紙幣と交換する姿が見られました。両替の目的は様々で、記念に、家族や職場での話題作りにといった人が多くいました。

午前9時20分ごろにはATMコーナーに新紙幣引き出し専用の機械が設置され、こちらでも早速引き出す人が。ただ、ATMからは1万円札と千円札だけが引き出せるため、5千円札を求めて窓口へ。無事に3種類揃えることができました。

新紙幣は1万円札に渋沢栄一。5千円札に津田梅子。千円札に北里柴三郎の肖像が使われていて、3Dのホログラムなど世界初の偽造防止技術が採用されています。
紙幣のデザインの刷新は20年ぶりで、1万円札の顔が変わるのは1984年に聖徳太子から福沢諭吉に変わって以来40年ぶりです。

新紙幣は3日以降順次、金融機関の窓口やATMなどで入手できるようになりますが、旧紙幣も引き続き使用できます。
日本銀行は「旧紙幣が使えなくなる」などと語る詐欺行為に注意を呼びかけています。
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