×

南国警察署の男性巡査部長が同僚の手錠を盗んだ事件 控訴審始まる【高知】

2024年7月16日 18:48
南国警察署の男性巡査部長が同僚の手錠を盗んだ事件 控訴審始まる【高知】
高知県の南国警察署で30代の男性巡査部長が同僚の手錠を盗んだ事件で、7月16日に高松高裁で控訴審が開かれました。

16日に高松高裁で行われたのは、窃盗の罪に問われた高知市大津乙の高知県警の巡査部長・鈴木孝將被告(34歳)の控訴審です。

起訴状などによりますと、鈴木被告は一昨年4月、当時勤務していた南国警察署の男子更衣室で、同僚の警察官のロッカーから手錠1個を盗んだとして窃盗の罪に問われていました。
高知地裁は今年2月、鈴木被告に懲役1年の有罪判決を言い渡しましたが、これに対し弁護側は不当な判決だとして即日控訴しました。

弁護側は、被告人が窃盗の犯人であるとの認定は事実誤認であるとして1審判決の破棄を求めていて、手錠が同僚の警察官のロッカーから盗まれたとの事実認定について誤りがあると指摘しています。

一方で、検察側は16日に行われた控訴審で手錠の管理などにあたっていた警察官の証人尋問を請求しました。

佐藤正信裁判長は「手錠の管理は事件の争点になっている」として、検察側の請求を採用しました。
次回の公判は9月3日の予定です。
高知放送のニュース