高知県宿毛市のすくも湾漁協が、漁業従事日数などの資格のない組合員が多く含まれ、県から適正化するよう指導を受けていたことが分かりました。

県から指導を受けたのは、宿毛市のすくも湾漁業協同組合です。
漁協の会員となる資格は、水産業協同組合法などにより定められていて「地区内に住所があること」や「漁業を営むか、従事日数が年90日以上」といった基準があります。
すくも湾漁協によりますと、漁協の会員にはその基準を満たしていない組合員が多く含まれ、これに対し県は去年10月、資格基準の審査が不十分だと判断し、適正化するよう指導したということです。

漁協では来年2月に資格審査を行う予定で、すくも湾漁協の組合員は正会員・準会員合わせて約1300人いますが、半数から3分の1に減少する見通しだということです。すくも湾漁協の浦尻和伸組合長は「指導を真摯に受け止め、改善を図っていきたい」とコメントしています。