高知大学医学部付属病院はオーダーメイド型の人工膝関節手術を実施できるシステムを高知県内で初導入し1月22日、報道陣にお披露目しました。

このほど高知大学医学部付属病院に県内で初めて導入されたのが、膝や股関節の手術などで医師を支援する、先端に手術用ノコギリを付けたロボティックアーム「Makoシステム」です。

「Makoシステム」は傷んだ骨を切り出して人工関節を取り付ける手術の際に、ロボットが読み込んだ患者データなどから骨格などを正確に割り出し、医師が操作するアームのノコギリが神経や血管など骨以外の部分を傷つけないよう手術するものです。

このシステムの導入で安全性が高まり、術後の痛みや合併症のリスクが減り、より早い回復が期待できるということです。

病院では1月17日にシステムを使った膝の手術を実施しました。

県内では高齢化に伴って関節の手術が年々増加しているということで、高知大学医学部附属病院では1月24日にもこのシステムで手術を行うということです。