夏休みが明け、新学期がスタートするこの時期。心の悩みなどから子どもたちの危険信号が出やすいタイミングだと言われています。
子どもたちを支援しようと、高知県は大学と連携し、新たな居場所づくりの取り組みをスタートさせました。

高知県心の教育センターでは、高知県立大学と連携して18歳以下の中高生を対象とした居場所づくりの取り組みを、夏休み明けのこの時期からスタートさせました。「Kochi Teens Base」です。大学と連携することで年齢の近い学生ボランティアと関われるのが特徴で、センターの職員のほか社会福祉学部の学生12人が、学校に行きづらい悩みを持つ利用者に対応します。

利用者は、高知県立大学永国寺キャンパス地域連携棟の1室でゲームや趣味を楽しんだり、学内を散歩したりと自分のペースで過ごすことができるほか、学習の支援も受けられます。開設は9月6日から毎週金曜日の午後で、面接・体験・登録をして利用できます。

新学期スタートのこの時期、県は心のケアのために家庭で子どもが出すサインに気付くことが大事だと考えています。

県では、直接通えない子どもの学習支援にも対応できるよう、小・中・高校生を対象とした「こころオンラインサポート」もあわせて運用しています。