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手錠窃盗の控訴審 高松高等裁判所が控訴を棄却【高知】

2025年1月21日 18:40
手錠窃盗の控訴審 高松高等裁判所が控訴を棄却【高知】
2022年に高知県の南国警察署で手錠が盗まれた事件で窃盗の罪に問われた巡査部長の控訴審・判決公判が1月21日に開かれました。高松高等裁判所は控訴を棄却しました。

判決を受けたのは高知市の県警・巡査部長の鈴木孝將(すずきたかまさ)被告(34歳)です。

鈴木被告は2022年4月、当時勤務していた南国警察署の更衣室で同僚の警察官のロッカーから手錠1個を盗んだとして窃盗の罪に問われ、去年2月に高知地裁から懲役1年の判決を受けていました。

21日に開かれた控訴審判決公判で高松高裁の佐藤正信(さとうまさのぶ)裁判長は「被告人が手錠を窃取したことが強く推認される」と一審判決を支持し、警察が貸与した手錠の番号が当初から入れ替わっていた可能性があるなどとする弁護側の主張について「論理則、経験則などに照らし一審の判断に不合理な点はない」として訴えを退けました。

弁護側は今後、上告するか検討する方針です。
最終更新日:2025年1月21日 18:40
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