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高知で21年ぶりのタイトル戦!藤井聡太七冠と増田康宏八段が対局 勝負飯にも注目【高知】

2025年1月31日 18:53
高知で21年ぶりのタイトル戦!藤井聡太七冠と増田康宏八段が対局 勝負飯にも注目【高知】
将棋の藤井聡太七冠のタイトル防衛をかけた棋王戦の第一局が2月2日、高知市で行われます。
対局の行方も気になりますが、近年話題になるのが“勝負飯”。
藤井7冠が高知に来るのは初めて。どんな高知グルメをパワーチャージに選ぶのでしょうか。

2016年に史上最年少の14歳2カ月でプロ棋士となり、史上初の八冠独占など数々の記録を打ち立てて常に注目を浴びる人気棋士藤井聡太七冠(22歳)。

2月2日、藤井七冠がもつタイトルのひとつ“棋王”の3連覇を懸けた「第50期棋王戦コナミグループ杯五番勝負」の第1局が高知新聞社の120周年記念事業として高知市文化プラザかるぽーとで行われます。

その藤井棋王に挑むのは“東の天才”とも称される若手実力者でタイトル戦初挑戦の増田康宏八段(27歳)です。
これまでの2人の対戦成績は藤井棋王の6勝1敗で、高知でタイトル戦が行われるのは2004年以来21年ぶりのことです。

棋王戦は持ち時間4時間で行われ、長い対局中には昼食と2回のおやつタイムが設けられています。

今回、ランチメニューは老舗旅館・城西館が手掛けます。
土佐あかうしのローストビーフ重や田舎寿司と天ぷらがセットになった城西御膳など6つのメニューがラインナップ。藤井棋王と増田八段が当日、この中から1つランチを選ぶことになります。

この中で城西館がぜひ勝負飯に!といち押しするのが「ビーフカレー」

高知県産の黒毛和牛のバラとロースを、独自に配合したスパイスとマンゴーのチャツネで前日から煮込んだ松本昌時総料理長こだわりのカレーです。
他のメニューは通常提供していない今回のための特別な御膳ですが、カレーは喫茶でも長年一番人気の城西館の名物メニューです。

高知県産の季節の食材にこだわり、見た目にも可愛らしいケーキやクッキーなどの洋菓子を製造販売する高知市のモンプレジールが今回棋王戦で用意したおやつが土佐文旦クリームチーズタルトです。

サクサクのタルト生地にパッションフルーツのシロップを塗り、そこに絞るのはクリームチーズと生クリームをブレンドした爽やかなクリーム。ここに今が旬、宿毛産の露地物の土佐文旦を美しく並べていきます。1ホールに文旦3つを使うということです。

10分の1にカットしたケーキに添えるのはローズマリーとピスタチオ。輝く文旦が目をひく美しいタルトで勝負に出ます。

勝負おやつには高知を代表する老舗菓子店・菓舗 浜幸も参戦。
はりまや本店のショーケースにはかんざしやフルーツゼリーなど人気商品が並ぶ中、棋王戦には昨年発売した新商品を提供します。それが「ぼくらはみんないきている」

やなせたかしさんをモデルにした連続テレビ小説がこの春始まるのに合わせて作られたこのお菓子。
ふっくら炊き上げたつぶあんをあんぱん風の生地で包みユズのピールが添えられたまさにミニサイズのあんぱん。パッケージはやなせさんの描いた「てのひらをたいように」の絵本の挿絵が使われています。

いよいよ2月2日、高知で火蓋が切られる藤井棋王と増田八段の棋王戦。

昼食は城西館が提供する6つのメニューから1品が。おやつは、2回のおやつタイムがあり紹介した2つのほか芋ケンピ、ぼたもち、チーズケーキを合わせた県内の5つのお菓子から選ばれます。

長い対局の中でいったいどのメニューが2人の棋士を癒すのか。真剣勝負の裏で勝負飯になるためもうひとつの熱き戦いが繰り広げられます。
最終更新日:2025年1月31日 18:53
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