8月15日午後5時2分、気象庁は南海トラフの地震活動・地下の異常について臨時の解説情報を発表しました。

8月8日午後4時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。
この地震の発生に伴って、南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられたことから、8月8日午後7時15分に南海トラフ地震臨時情報（巨大地震注意）を発表しました。

8日の地震の発生後、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すような地震活動や地殻変動は観測されていません。

地震の発生から1週間経過したことから、15日午後5時をもって、南海トラフ地震臨時情報（巨大地震注意）発表に伴う政府としての「特別な注意の呼びかけ」を終了しています。南海トラフ沿いでは、いつ大規模地震が発生してもおかしくないことに留意し、「日頃からの地震への備え」を引き続き実施してください。

今後は、次回の定例の南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会（9月6日開催予定）までの間、毎週1回「南海トラフ地震関連解説情報」で地殻活動の状況等を発表します。

次回の情報発表は、22日午後3時30分頃を予定しています。