高知県四万十町の道の駅に地域の新名物がお目見えしました。
高知放送の樺山夏帆アナウンサーが新たな高知のご当地グルメを紹介します。

■樺山夏帆アナ
「高知と言えば四万十川！四万十川で育った美味しいテナガエビやウナギなどが有名ですが、今回新たな名物グルメが生まれたそうなんです。どんなグルメなんでしょうか」

樺山アナウンサーがやってきたのは、高知県四万十町十和にある「道の駅 四万十とおわ」です。
店長の刈谷貴泉さんにその新名物を聞いてみると？

■道の駅 四万十とおわ 刈谷貴泉店長
「ナマズです」

新たな名物としてこのたびお目見えしたのが「ナマズ」！
今回、道の駅 四万十とおわでは、ナマズを使った新メニュー3品が完成しました。

四万十川といえばウナギやテナガエビが知られていますが、年々獲れる量が減ってきています。
そうした中、新たな地元の食材としてウナギの仕掛けにかかる四万十川の天然ナマズに注目しました。

販売のきっかけについて刈谷店長は「地元の川漁師の方と考案」と話します。
ナマズは、ウナギの釣り方と似ています。ナマズが隠れていそうな場所を見極めながら夕方に針を仕掛け、次の日の日の出と同時に仕掛けをあげます。手間がかかるナマズ漁、仕掛けはすべて手作りです。

■樺山夏帆アナ
「地域の人は昔から食べていた？」
■刈谷店長
「食べてない。昔からいたけど邪魔者扱いだった。初めて今回スポットを当てた」

メニューには、いずれも釣ったその日に冷凍保存したナマズを使用。新鮮な天然ナマズのおいしさを楽しめます。

新メニューのひとつ、「なまず重」（1,480円）は、味付けに四万十町産のショウガと、四万十市で親しまれる「マルバン醤油」を使用。ショウガ醤油にナマズを漬け込み、唐揚げにします。揚げたナマズをうなぎの蒲焼と同じタレにつけ、地卵「高原卵」で作った錦糸玉子にのせたらできあがりです。

ナマズの唐揚げなどメニューは他にも。ナマズを地卵「高原卵」でふわっととじた「四万十天然なまず玉子とじ重」もあります。

四万十町の新名物は、土曜日と日曜日に1日5食限定で販売。天然もののため入荷がない場合もあります。

また、漁ができる期間は9月末までで、在庫がなくなり次第今シーズンの販売は終了。なかなか味わうことのできない天然ナマズをぜひ味わってみてください。