またもや詐欺の被害です。
高知県警は7月18日、高知県高岡郡の女性が約100万円を騙し取られたと発表しました。

県警によりますと16日、高岡郡の60代女性宅の固定電話に行政を名乗る若い男から「介護保険料2万7千円の払い戻しがある。早い方が良いので近くのATMへ行って」という内容の電話がありました。

女性が自宅近くのATMに着くと女性の携帯電話に非通知の番号から電話があり、ATM操作担当者を名乗る男が「電話を切らず私の言う通りにATMを操作するように」と女性に言い、約100万円を振り込ませたということです。

その後、別の銀行口座でも払い戻しが受け取れると言われ、他のATMへ移動中に立ち寄った最寄りの役場で還付金について相談していると女性の携帯に非通知の番号から電話があり、役場の職員に電話を代わると電話が切れたことから詐欺だと分かり、警察へ相談したということです。

今年に入り、同様の特殊詐欺が20件発生していて被害額はあわせて約1億4千万円を超えました。

昨年の同時期より3件多く、県警は「ATMを使用した公金の話は詐欺だ」と強く呼びかけています。