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夏休みの小学生が「模擬裁判」体験

2024年8月20日 16:14
夏休みの小学生が「模擬裁判」体験

 夏休み中の子ども達が、実際の法廷で裁判官や検察官などになって模擬裁判を体験するツアーが、高松地方裁判所で行われました。

 体験ツアーには小学校の5・6年生と保護者15組が参加し、模擬裁判に挑戦しました。模擬裁判のテーマは昔話「さるかに合戦」をモチーフにした事件の裁判員裁判です。

 カニたろう被告はサルの下敷きとなり死亡した父の敵討ちに仲間を誘い、サルへの復讐を計画。仲間の臼に体当たりをさせサルに全治3か月の重傷を負わせたとして、殺人未遂の罪に問われますが・・・「自分は実行犯ではない」としてカニたろう被告と弁護側は減刑を訴えます。

 実刑判決か、あるいは執行猶予付き判決か。難しい判断を迫られた子ども達ですが、協議の結果、懲役5年の実刑判決が言い渡されました。参加した子ども達は、本物の法廷での体験を通じて裁判への関心を深めた様でした。

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