岡山県備前市が開催しているアメリカ・ロサンゼルスへのツアー中止を求め、住民有志が行った監査請求の意見陳述が行われました。

　ツアーは、備前市が中高生200人を対象に、市出身の山本由伸投手が所属する大リーグロサンゼルス・ドジャースの試合観戦を盛り込んだ、3泊5日の日程で実施されています。およそ1億3千万円の費用は市が負担していて、住民有志が今月5日付けで、ツアーの中止などを求め監査請求を行いました。

　意見陳述で住民有志は、ツアー実施に向けた市の入札が不透明で、契約もことごとく規則違反で無効。人数も、市内に1200人いる中高生の内200人では、教育機会の均等をうたった憲法に違反すると訴えました。

　これに対し市側は、既に提出している意見書の通りと述べました。監査委員の結論は10月4日までに出る見込みです。