定年退職を控えた自衛官がバス・トラックの運転体験 ドライバー不足の中「即戦力の人材」
運輸業界で課題となっているドライバー不足。定年退職を控えた自衛官を対象にしたバスやトラックなどの運転体験会が、香川県善通寺市で開かれました。
陸上自衛隊善通寺駐屯地が会場となった、この体験会は、自衛隊香川地方協力本部と香川運輸支局が県内で初めて開きました。参加したのは数年以内に定年退職する自衛官など、およそ30人です。
自衛官の定年は56歳が中心で、多くの隊員が大型免許を持つなど「即戦力」として期待されています。参加者は駐屯地内のコースで実際にバスやトラックなどを運転し、アクセルの踏み込み具合などを確認していました。
時間外労働が制限される、いわゆる「2024年問題」などで、ドライバーの確保が課題となっている運輸業界。キャリアを活かし「即戦力の人材」を目指す自衛官に熱い視線が送られています。
最終更新日:2025年1月31日 19:07