去年（2024年）、岡山県で相次いだ、橋の名前を記したブロンズ製の板の盗難。関連を調べています。瀬戸内市で橋の名板を盗んだとして、岡山市の会社員の男2人が窃盗の疑いで逮捕されました。

　逮捕されたのは、いずれも岡山市の会社員、花岡健太容疑者32歳と、小橋友隆容疑者25歳です。警察によりますと2人は共謀して、去年8月から11月までの間、瀬戸内市邑久町の山田橋から4枚の名板、時価20万円相当を盗んだ疑いです。

　警察は去年11月、別の事件で小橋容疑者を捜査していた際、自家用車から名板を見つけ、事情を聴いたところ「花岡と共謀してやった」と供述。周辺の防犯カメラの映像から容疑を固め、今日（29日）逮捕しました。

　2人は会社の同僚で、共に容疑を認めていて「貴金属買い取り業者に売ろうとしてやった」と話しているということです。

　橋名板を巡っては、去年、瀬戸内市の16の橋で、合わせて58枚が盗まれた他、岡山市や赤磐市などでも同様の被害が出ています。小橋容疑者の車内からは他にも複数の橋名板が見つかっていて、警察は余罪があるとみて、2人を追及する方針です。