2022年、落雷による火災で国宝の本殿の屋根が焼けた、坂出市の神谷神社の保存修理工事の現場を、建築を学ぶ高校生が見学しました。

　神谷神社を訪れたのは、坂出工業高校建築科の生徒およそ25人です。職人不足が懸念される中、将来の担い手となる高校生に関心を高めてもらおうと、初めて開かれました。

　神谷神社の本殿は鎌倉時代の前期に創建され、国宝に指定されていますが、2022年9月に雷が落ち、屋根の部分が焼けました。生徒達は工事関係者から、古い材料を極力残しながら作業していることの説明を受けたり、これまでの修理の痕跡などを確認したりしました。

　保存修理工事は2025年9月の完了を目指しています。