香川県内の高校生に地元で就職する魅力を感じてもらおうと、高校3年生を対象にした地元企業による合同説明会が、初めて高松市で開かれました。

　合同説明会には県内の高校3年生およそ120人と、県内に事業所がある60社が参加しました。今年の高校3年生の就職活動は7月1日に求人票の公開が解禁されていて、説明会は生徒達に早い時期から職業への理解を深めてもらおうと、香川労働局などが初めて開きました。

（高校生は）「（求人票を見るだけではない、この様な機会は）すごく嬉しいです。自分から質問が出来るので良いなと思いました。」
（参加企業の担当者は）「求人票を持って高校へあいさつ回りする時でないと会う機会がないので、非常に良い機会」
（香川労働局職業安定課　天雲大揮さん）「ミスマッチの防止や地元企業への定着を期待して、これが例年のイベントとなる形で実施を検討したい。」

　香川労働局によりますと、県内の昨年度の高校生の求人倍率は、統計が残る1991年度以降、最も高い4.24倍となっていて、こうした説明会を通して、生徒達に多くの企業を知る機会を提供したいとしています。