80代女性が1500万円詐欺被害 息子を名乗る男から「会社の書類を間違えて送った」 電話を信じて路上で手渡す(静岡・沼津市)
静岡県沼津市の高齢女性が、息子を名乗る男からの電話を信じ、現金1500万円をだまし取られました。警察が、特殊詐欺事件として調べています。
警察によりますと、3月20日午前11時30分ごろ、沼津市の80代女性宅に息子を名乗る男から「会社の書類を間違えて送った」「部長が相手と交渉して、代わりに現金を送ることになった」「部長のお母さんが1000万円用意してくれることになって、足りない分はお母さんの方で用意できないかな」などと電話がありました。
これを信じた女性は、午後2時45分ごろ、指定された沼津市の路上で上司の息子を名乗る男に現金1500万円を手渡し、だまし取られたということです。女性は、現金を手渡した後、実の息子に電話し、詐欺被害にあったことがわかりました。女性が現金を手渡した男は、ジャンパーを着た中年だったということです。
警察は、特殊詐欺事件として捜査するとともに、初めて会う人には絶対にお金を渡さないよう呼びかけています。