大雨による浸水被害に備えて 沼津市で浸水センサー設置 早期に感知して被害を軽減へ(静岡)
国交省は、大雨で浸水の危険性がある地域に浸水を感知するセンサーを設置する実証実験を始めていますが,
沼津市でも8日、設置作業が行われました。
8日、沼津市西添町…。
(沼津市河川課の職員)
「大雨が降りまして、ここの一帯が浸水した時に反応するセンサーになります。」
この小型のセンサーは、水に10分間浸かった時点で感知し、国交省のサーバーに発信される仕組みです。その情報は国交省の専用サイトで確認することができます。これがその画面。青い印が設置場所で、浸水したら赤い印に変わります。また、浸水が予想される範囲は青く示されるということです。
国交省は、リアルタイムに浸水被害を把握し、より速く対応を行うことを目的に、このセンサーを設置する実証実験を始めました。実験は2022年に始まり、今では全国162の自治体が参加。沼津市も今年度から参加し、浸水の恐れがある9つの地域に36個のセンサーを設置しました。
(沼津市河川課 後藤 大祐さん)
「(西添町は)河川に囲まれてい る土地というのも(浸水しやすい)一つの要因と考えている」
2021年7月。沼津市は大雨に見舞われ、道路は冠水。西添町の多くの住宅も浸水被害にあいました。
今回設置した“浸水センサ―”。市の担当者は被害の軽減につなげたいと話します。
(沼津市河川課 後藤 大祐さん)
「浸水していることがシステム上で分かりますので、排水機場の稼働をさらに迅速に 行うことによって、防災対策につなげたいと考えている。」