浜松市の会社員の男性が、警察官や検事をかたる相手からのうその電話をきっかけに、現金約400万円をだましとられる詐欺被害がありました。

警察によりますと、詐欺被害にあったのは浜松市浜名区に住む50代の会社員の男性で、7月9日、男性の携帯に、警察官をかたる男から「詐欺事件の容疑者の捜索をしたら、あなたの口座が発見された」などと電話があり、その後、検事をかたる男から、SNSのビデオ通話で逮捕状のような書面を見せられたうえ、「あなたのお金を金融調査機関に移し替えて調査する」などと言われました。男性は、指示されるままに相手が指定した口座に現金約400万円を振り込み、だまし取られたということです。

警察で、特殊詐欺事件として捜査するとともに、「お金を移し替えて」は詐欺、警察官や検事がSNSなどで逮捕状を見せることはありませんなどと注意を呼びかけています。