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【防災情報】気象庁の南海トラフ臨時情報「巨大地震注意」発表を受け県内自治体も注意呼びかけ(静岡)

2024年8月8日 22:07
【防災情報】気象庁の南海トラフ臨時情報「巨大地震注意」発表を受け県内自治体も注意呼びかけ(静岡)

気象庁が南海トラフ臨時情報「巨大地震注意」を発表したことを受け、静岡県内の自治体も注意を呼びかけています。

8日 午後5時前、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し宮崎県で震度6弱などを観測しました。この地震を受け、気象庁は南海トラフの想定震源域とその周辺で規模の大きな地震が発生する可能性が平常時と比べ相対的に高まっているとして南海トラフ臨時情報、「巨大地震注意」を発表しました。

これを受け、「巨大地震警戒」が出た場合に事前避難対象地域がある伊豆市では同報無線やメールなどで市民に地震に備えて避難するための準備するよう呼びかけました。また、午後8時から「災害警戒本部会議」を開き、今後の態勢を協議しました。同じく、西伊豆町でも同報無線で「日ごろからの地震への備えを再確認するよう」市民に呼びかけていました。

この、「巨大地震注意」が発表されたことを受け、8日夜、鈴木知事が
「地震への備えの再確認」や「落ち着いた行動」などを呼びかけました。

(鈴木知事)
「県内では大規模地震の発生可能性が平常時に比べ高まっていることから、県民の皆さまには「日頃からの地震の備えの再確認」及び「地震が発生したらすぐに避難するための準備」をお願いします。具体的には、地震発生後に避難する場所や避難経路を再度確認する。地震の揺れで落下する危険のあるものを移動させる。常に家族の居場所を確認しておく。家族との集合場所を確認しあう。避難時の持ち出し袋を玄関に置いておく。寝るときには、枕元に靴や財布などを置いておく。お風呂に水を常にためておく。といったように、皆さまの状況に応じた準備をお願いします。また、安全な地域に住む親せきなど頼れる人がいれば、念のための避難も考えてください。こうした不安や緊張が高まった社会状況におきましては、デマやうわさ話などの根拠のない情報が広まることが多く、注意が必要です。見聞きした不確かな情報は、すぐに他人に伝えたりSNSなどで拡散しないで、まずは公的機関など信頼できる発信元からの情報かどうか確認してください。今後は、報道機関や公的機関から発表される最新情報を確認いただき、巨大な地震に注意しつつ、落ち着いて行動するようにお願いします」

(スタジオ解説)
今回発表された「南海トラフ臨時情報」の「巨大地震注意」という情報についてお伝えします。これは運用開始以来、初めて発表されたものです。

8日 午後4時43分ごろに発生した日向灘を震源とする地震がマグニチュード6.8以上にあたる7.1だったため、気象庁は「南海トラフ臨時情報・調査中」を発表し、この地震と南海トラフ巨大地震との関連について調査してきました。その結果、「巨大地震注意」という情報を発表しました。

これが南海トラフ地震の想定震源域ですが、8日 午後4時43分ごろ発生した地震は
、南海トラフ地震の想定震源域内のプレート境界で起きたため、この震源域とその周辺で、今後、規模の大きな地震が発生する可能性が、平常時と比べて相対的に高まっていると判断されたことになります。

この情報で、私たちがとるべき行動はといいますと…。日ごろからの備えを再確認すること。家具の固定や、非常持ち出し品の準備、避難場所や避難経路の確認、そして家族との安否確認をする手段を確認しておくなど、いま一度、意識をもって、お互いに話し合うようにしてみてください。

慌てることなく普段の生活を送りながら、いつ地震が起きてもおかしくないと思ってお過ごしください。

    静岡第一テレビのニュース