静岡県内では、SNSやマッチングアプリを通じ、投資や副業の勧誘などをかたり、多額の現金をだまし取る詐欺事件が相次ぎ発覚しました。

警察によりますと、2024年12月上旬、富士市に住む会社役員で50代の男性が、SNSで知り合った相手から金への投資勧誘を受け、2025年2月下旬までの間、相手に指示されるまま、複数回にわたり、現金計約1300万円を指定された口座に送金し、だまし取られました。

また、2025年1月上旬には、沼津市に住む建設業の60代の男性が、マッチングアプリで知り合った相手から、ネット通販ショップの経営を勧められ、商品の仕入れ代金などの名目で、翌2月上旬までの間、複数回にわたり、相手が指定した口座に現金計約380万円を振り込み、だまし取られたということです。

いずれも、警察で特殊詐欺事件として捜査するとともに、「SNSやマッチングアプリを通じて知り合った相手からの投資や副業の勧誘は詐欺を疑ってください」などと注意を呼びかけています。