【園バス置き去り死事件】園側が約7か月ぶり面談のため遺族宅を訪問(静岡・牧之原市)
2022年9月 静岡・牧之原市で園児が通園バスに置き去りにされ死亡した事件で、5日、園側が約7か月ぶりに遺族へ面談に訪れました。
この事件は2022年9月、牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で、河本千奈ちゃん当時3歳が通園バスに約5時間にわたって置き去りにされ、重度の熱中症で亡くなったものです。
事件発生から1年7か月の5日、「川崎幼稚園」を運営する増田多朗理事長など園の関係者5人が遺族の家を訪れました。
遺族によりますと、この面談は、事件後 千奈ちゃんの月命日にあわせて毎月行われていましたが、園側の都合で7か月ぶりに行われたということです。面談では遺族が現在の川崎幼稚園の安全管理体制や現理事長の退任予定の確認などをしたということです。面談後、取材に応じた千奈ちゃんの父親は、「娘の遺影に手をあわせることなく全員帰り、すごく悔しい気持ちになった」と話しました。
一方、園側は報道陣の取材に対し「弁護士の方でお答えします」と対応しました。
この事件をめぐっては2023年11月、元園長の増田立義被告と元担任が業務上過失致死の罪で在宅起訴されていて、5月23日に静岡地裁で初公判が開かれる予定です。