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【リニア】JR東海が異例の会見…静岡・川勝知事主張の“部分開業論”に対し「考えはない」などと反論

2024年1月24日 16:56
【リニア】JR東海が異例の会見…静岡・川勝知事主張の“部分開業論”に対し「考えはない」などと反論

(JR東海 木村 中 専務)
「非常に困惑している。(知事には)正確な理解をいただきたい」

24日、リニア問題をめぐり“異例の会見”を開いたJR東海。社長の会見を除き、JR東海が会見を開いて川勝知事の発言に言及するのは異例のことです。

静岡工区の着工が遅れ、未だ開業の目途が立たないリニア新幹線。こうした中、川勝知事が、難航するリニア問題の解決策として主張しているのが、“部分開業”です。

川勝知事が唱える“部分開業論”は、開業時期を「2027年以降」としている品川~名古屋間のうち、静岡工区を含まない品川~山梨間と岐阜~名古屋間を先に開業させるというものです。

1月15日の会見でも、あらためて独自の“部分開業論”を主張しました。

(川勝知事)
「全線の中の一部が、開通することが『部分開通』であるから、甲府から東京までは、2027年にできるということじゃないでしょうか。中津川から名古屋までも、できるということが含意されているので、ぜひ推進したいと思っている」

知事が唱える“部分開業論”について、JR東海は24日の会見で「現実的ではない」と反論しました。

(JR東海 木村 中 専務)
「試運転や運営体制など、確認するべき事柄もあるので、現実的ではない。まず品川~名古屋間をやり、それから名古屋~大阪間をつくる計画で、それ以外の短い区間でやっていく考えは当社にはない」

リニア問題をめぐっては、川勝知事が年頭の会見で、議論の現状について「1回下山した」と発言。その発言の理由について、工事の拠点となる「ヤード整備」の遅れをあげていました。

(川勝知事)
「工事をするには、工事ヤードがいる。JR東海は資材の一部を運びこまれました。それが豪雨で全部流されて跡形もない」

この知事の発言に対しても、JR東海は「工事ヤードの整備が遅れているのは知事が認めなかったから」と反論しました。

(JR東海 木村 中 専務)
「工事ヤードの整備がJR東海の意向でストップしているかのような話があったが、知事から了解が得られなかったので、行っていなかった」

リニア問題をめぐる川勝知事の発言についてJR東海は…

(JR東海 木村 中 専務)
「実務ベースでコミュニケーションをとっている。県の内部でどういうかたちで情報が展開されているか分からないが、引き続き伝えることは伝えて齟齬が無いようにしていきたい」

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