【リニア新幹線】岸田首相 2037年までの全線開通へ「国が全面的に支援する」
岸田首相は7月31日、三重県内のリニア新幹線の工事現場を視察し、2037年までの全線開業に向けて、国が全面的に支援する考えを示しました。
リニア新幹線をめぐっては、静岡県が大井川の水問題などを理由に静岡工区の着工を認めていないことから、JR東海は3月、品川ー名古屋間の2027年の開業を断念しました。
こうした中、岸田首相は7月31日、三重県亀山市のリニア新幹線の駅候補地で行われている土壌のボーリング調査現場を視察しました。
視察の後、岸田首相は、先週、東海道新幹線の事故による影響で終日運休になったことを触れ、「国民生活に大きく影響を与えた」として、リニア新幹線の工事を加速させるため、周辺自治体による会議に「国交省とJR東海も参画させる」と述べました。また、その上で、2037年の全線開業に向けて、「国として全面的に支援していく」と強調しました。