【桜開花進む】初夏並み陽気が続く県内各所の”桜スポット”の状況は?花より…スイーツも?(静岡)
26日、静岡地方気象台が桜の開花を発表。連日夏日を記録するなど初夏の陽気が続き、静岡県内各地でソメイヨシノが咲き進んでいます。
静岡市の「駿府城公園」で、26日、ソメイヨシノが一斉に開花。
27日、「再び駿府城公園」を訪れると。
(杉本 汐音 記者)
「連日の暖かさで、駿府城公園のソメイヨシノはきのうよりもさらに咲き進んでいます」
26日よりも、さらに花が咲き、早くも4分咲きから5分咲きで見ごろ間近となっているところも。その桜の下では…。
(花見客)
「きのうか、おとといは5、6輪で全然ないと思ってたけど、きょう来てびっくり」
(花見客)
「最近高校生でピクニックするのが流行っていて、みんなSNSにあげていて、いいなと思って」
この子どもたちは春から中学生。クラスメイトとの記念に花見にやってきたといいます。
(今春から中学生)
「最後にみんなで遊ぼうねということで、お花見をしています」
「外で食べてるのもあるし、みんなで食べるとおいしいです」
「おいしいです!」
「駿府城公園」から近い「新静岡セノバ」では…。桜の開花に合わせて桜をイメージしたスイーツが続々と登場。桜風味のドリンクをはじめ、桜のモンブラン、桜あんを使ったクロワッサンコルネまで。
(静鉄プロパティマネジメント 大参 敦博 セノバ事業部長)
「桜の開花に合わせて、館内では限定商品をたくさん用意しています」「近くの公園でも咲き始めました。たくさんのテイクアウト商品も用意しているので、ぜひご来館ください」
お花見のお供として買い求める人も多く、桜スイーツの売り上げはどれも好調だということです。
静岡市だけでなく、県内各所の”桜スポット”で開花が進んでいます。
浜松市浜名区の都田川。堤防沿い1.5kmにわたって桜並木が続き、満開時には300本の桜がトンネルのように咲く名所です。毎年、桜が見ごろの時期に江戸時代の道中行列を再現した伝統行事「姫様道中」が開催されていて、2025年は、あさって29日・土曜日に行われます。まだ、満開では無いものの、27日も、桜を見ながら散歩をする人たちの姿が見られました。
(訪れた人)
「おととい見たときは、こんなに桜が無かったのでどうかなと思って見たら、桜が咲いていた」「姫様道中にも間に合いそう」
(訪れた人)
「土曜日のお祭りにはちょうどいいかなと、天気も良さそうだし」「桜が咲いて、みんなが集まってくるのはいいですよね」
掛川市の「つま恋リゾート彩の郷」では、毎年この時期に、お花見に訪れているという親子が…。
(観光客・広島から)
「広島からです」「やっと咲いてきてくれて春が来たかなという感じですね」「来週ぐらい?見頃は」
一方、ここは富士市の「龍巌淵」。潤井川の川沿いに約250メートルにわたってソメイヨシノが植えられていて、富士市によると、27日朝の時点で1分から2分咲きだということです。近くの橋からは富士山とソメイヨシノ、潤井川が同時に眺めることができる絶景スポットとして人気なのですが…。27日は空に霞がかり、富士山は、はっきりとは見えませんでしたが、団体ツアーの観光客など多くの人が訪れ、咲き始めのソメイヨシノを楽しんでいました。
(観光客)
「大阪からです」「富士山と桜をテーマとして来たちょっと早かったですけど咲いてました」
(観光客)
「桜の芽がかわいくて写真を撮ってました」「思ったより咲いてますね」
富士市「龍巌淵」の桜は、4月上旬には満開となる見込みです。
桜の名所として人気の島田市川根町の家山。
大井川鉄道沿線1キロにわたって植えられている桜は、「家山の桜トンネル」として知られ、蒸気機関車と桜の共演を狙って毎年、満開時には多くの観光客でにぎわいます。26日までは1分咲きでしたが、連日の暖かさで一気に咲き始め、27日は3分咲きほどになり、訪れた客も散歩をしたり写真を撮っていました。このスポットでは、4月6日まで「かわね桜まつり」が開催中。出店で特産品などが売られたり、夜間には桜のライトアップがされたりしていて、今週末の土日が桜の見頃だということです。