《独自》過失よりも罰則重い“危険運転” 被告の男はなぜ信号無視を… 警察が停止を求めるも逃走した理由 無免許危険運転致傷の罪で23歳の男を起訴(静岡市)
27日、静岡地検は無免許危険運転致傷の罪で静岡県清水町に住む建設作業員の男(23)を起訴しました。信号無視をして交差点に侵入した運転手の男。防犯カメラは事故の瞬間をとらえていました。
事故の瞬間 交差点を映した防犯カメラの映像
8日、静岡市駿河区手越で赤信号にもかかわらず、軽自動車が交差点に進入し、青信号を右折しようとしていた乗用車と衝突しました。その直後、パトカーも追いかけるように現場に到着しています。
無免許危険運転致傷の罪で起訴されたのは軽自動車を運転していた静岡県清水町に住む建設作業員の23歳の男。
起訴状などによりますと男は12月8日午後4時ごろ静岡市駿河区手越の交差点で無免許の状態で車を運転したほか、信号無視をして交差点に侵入し、重大な交通の危険を生じさせる速度で乗用車に衝突して、男性(56)に全治約1週間のけがをさせた無免許危険運転致傷の罪に問われています。
“危険運転”で起訴 なぜ信号無視を…
記者
「信号無視をした男は警察官が静止を求めたにもかかわらずそのまま安倍川橋方面へと逃走したということです」
捜査関係者によりますとこの事故の前、安倍川橋の東側にある静岡市葵区弥勒の交差点で信号無視をした男の軽自動車を警察が発見。その後、パトカーで追跡し停止を求めるも男は逃走を続け、さらに信号無視をしたところで事故に至りました。
事故の後、男は過失運転致傷の疑いで緊急逮捕されましたが、その後の捜査で無免許であることが発覚し警察は容疑を無免許過失運転致傷に切り替えて男の身柄を静岡地検に送りました。
静岡地検は過失よりも罰則の重い、無免許危険運転致傷の罪で男を起訴しました。